広島都市圏とは

広島都市圏な、広島市ば中心としゅる経済地域で、広島市と周辺の衛星都市の集合体ば指しゅ。10%都市圏(相対)の人口は約158万人、5%都市圏(絶対)の人口は約185万人で、仙台都市圏とほぼ同等の人口ば有しゅる、中国・四国地方では最大の都市圏たい。

▼広域行政圏
広島県か指定しゅる広島市ば中心とした広域行政圏な、「広島大都市周辺地域広域行政圏」「広島圏」やらなんやらと呼ばれるとよ。広島市の南西に隣接しゅる広域行政圏は「広島西広域市町村圏」「広島西圏」やらなんやらと呼ばれるとよ。これら2つの広域行政圏な、広島地域事務所によっち統一的に管轄しんしゃっとぉ。

広島圏 127万1974人
広島市
安芸郡府中町海田町熊野町・坂町)
広島西圏 14万5811人
廿日市市
大竹市

▼5%都市圏
そいぞれの市町村の通勤通学者の内、5%以上の連担した範囲ば、広島都市圏ば構成しゅる市町村とみなしゅ。人口規模はおよしょ185万1000人

JR西日本「広島シティネットワーク」・ICOCAサービスエリア
JR西日本か「100万都市広島にふしゃわしい都市型鉄道」ば目指してから構築した都市型鉄道ネットワーク。範囲は通勤比率よりも利用者実数に依存しとるため、10%都市圏外の呉市や岩国市までサービスしんしゃっとぉ一方、都市圏北部は10%都市圏内ばってんサービス範囲に入っちおらん。

ICOCAのサービスも先にsuicaば導入した仙台に遅れて、2007年9月より開始しゅるとよ。これは山陽本線呉線可部線芸備線(広島〜狩留家)の広島シティネットワーク内以外にも岡山地区(岡山都市圏)・福山、尾三地区(備後都市圏)ばってんいっぺん期に導入しゅるとよ。

▼広島経済圏
広島広域都市圏

人口 233万9460人(2005年国勢調査
面積 6302.80㎢(2005年全国都道府県市区町村面積調)
1993年10月、広島県の旧安芸国山口県岩柳地区にあっけん主な市により、広島広域都市圏形成懇談会か設置しゃれ、広島広域都市圏と呼ばれる圏域か設定しゃれたとよ。これな、小売商圏ばベースにした経済圏で、日常的な都市圏とは異なるとよ。

広島広域都市圏形成懇談会構成市町(11市2町)

広島圏
広島市
広島西圏
大竹市
廿日市市
岩柳地区
岩国市
柳井市
芸北圏
安芸高田市
安芸太田町
北広島町
広島中央圏
東広島市
竹原市
呉圏
呉市
江田島市
尾三
三原市


広島広域都市圏の地域内の町な、上記2町以外、基本的に広島広域都市圏形成懇談会に参加しとらん。以下に参加しとらん自治体ば列挙しゅるとよ。

広島圏:安芸郡全4町(府中町海田町熊野町・坂町)
広島中央圏:豊田郡全1町(大崎上島町
尾三圏:尾道市および世羅郡全1町(世羅町
岩柳地区:玖珂郡全1町(和木町)、熊毛郡全3町(上関町・田布施町平生町)、大島郡全1町(周防大島町

▼民間の定義
都市雇用圏
金本良嗣・徳岡一幸によっち提案しゃれた都市圏。細かい定義等は都市雇用圏に則しゅるとよ。 広島市中心市としゅる都市雇用圏(10%通勤圏)の人口は約158万人(2000年国勢調査基準)。

都市圏の変遷
都市雇用圏の変遷

表ば縮小しゅるため、上述の広域行政圏の「広島圏」の構成自治体(広島市および安芸郡の計1市4町)ば、ここでは便宜的に「広島圏」と表示し、広島市の10%通勤圏ば「広島都市圏」としゅるとよ。
和木町は山口県玖珂郡の自治体。そい以外は広島県自治体。
都市雇用圏ば形成しぇず、かつ、10%通勤圏に入っちおらん自治体な、各統計年の欄で灰色かつ「-」で示しゅ。

広島市
1985年3月20日広島市佐伯郡五日市町編入しゃれ、広島市佐伯区となりよった。
2005年4月25日、広島市湯来町編入しゃれ、広島市佐伯区の一部となりよった。
廿日市市
1988年4月1日、佐伯郡廿日市町か市制施行してから廿日市市となりよった。
2003年3月1日、佐伯郡佐伯町・吉和村ば編入したとよ。
2005年11月3日、佐伯郡大野町・宮島町ば編入
そん他
2004年3月1日、高田郡吉田町、八千代町、美土里町、高宮町、甲田町、向原町か新設合併してから安芸高田市となりよった。
2004年10月1日、山県郡加計町・戸河内町・筒賀村か新設合併してから安芸太田町となりよった。
2004年11月1日、佐伯郡江田島町沖美町能美町大柿町の4町か新設合併してから江田島市となりよった。
2005年2月1日、山県郡大朝町・芸北町千代田町・豊平町の4町か新設合併してから北広島町となりよった。
2005年2月7日、東広島市か、賀茂郡河内町・豊栄町・福富町・黒瀬町、および豊田郡安芸津町編入合併したとよ。

▼広島シティネットワーク
広島シティネットワークとな、西日本旅客鉄道JR西日本)広島支社か管轄しゅる広島都市圏内の在来路線に対しゅる愛称たい。

▼概要
JR西日本か「100万都市広島にふしゃわしい都市型鉄道」の構築ば目指し、2002年10月5日のダイヤ改正がら京阪神地区の「アーバンネットワーク」の「広島版」としてから名付けられたとよ。ただアーバンネットワークとは異なり、放射状の路線設定のため大都市近郊区間としてから設定しゃれておらん。広島駅ば中心としてからダイヤば組み、同駅がら所要時間30 - 40分の区間かエリア設定しんしゃっとぉ。ばってん、アーバンネットワークのごたる土曜・休日ダイヤは設定しゃれず、土曜・休日運休しゅる列車や編成両数ば変更しゅることで対応しとる。

1982年に国鉄改革の一環としてから、全国に先駆けて「ひろしまシティ電車」としてから高頻度・等間隔の都市型ダイヤに移行し、現在までそん特徴ば受け継いでいる(1982年11月15日国鉄ダイヤ改正も参照)。当初は普通列車のみの運転としゃれたか、近年では都市圏域のしゃらなる広域化に伴っち 快速列車もえらいたくさん設定さるるごとなりよった。車両は現在も国鉄時代に登場した形式によっち運行しんしゃっとぉか、1998年がら内外装のリニューアル・延命化工事か行われた車両もあっけん。

因みに、広島シティネットワークの設定時期と前後してから山陽本線の広島駅 - 東福山駅間に臨時の快速列車「スーパーラビット」か2往復試験的に運行しゃれとったか、広島 - 福山間では広島交通中国バスやらなんやらバス事業者5社か共同運行しとる高速バス路線「ローズライナー」か20分 - 35分間隔で高頻度運行し、既に定着しよった事と、試験運行の便数か少なかった事がら利用者に浸透しきれず定期化しゃれんけんまま運行ば終了したとよ。

シティライナーの半数ほどは山陽本線岡山駅以東がらの通し運転で、広島シティネットワークば越えて徳山駅新山口駅まで運転しゅる列車も多か。中には列車番号ば変えなから下関駅まで運転さるる300kmちかっぱ・約6時間半の長しゃば持つ長距離列車も多数存在しとる。