広島カープの応援の先駆者

広島でな、現在のスタイルにつなのる数々の応援方法ば生み出したことばってん知られとる。1975年の初優勝時、カープファンはスタンドでしゃもじば打ち鳴らしてから応援しよった。しゃもじは広島湾に浮かぶ宮島の名産品としてから知られ、「勝ちば召し取る(=飯取る)」、また打ち鳴らした時の「カチカチ(=勝ち勝ち)」とゆう音がらゲン担ぎとしてから使用しゃれとった。現在ばってん高校野球において広島県代表の試合ばしゅる際に、しゃもじの応援アイテムとしてから使われることのあっけん。この様子ば見とったスポーツ用品メーカーの社員のプロ野球チームのペットマークの描かれたシールばチームカラーのメガホンに貼っち球場で売ったところ、飛ぶごと売れたげな。

広島市民球場
広島市民球場な、日本の広島県広島市中区基町にあっけん野球場。日本プロ野球セントラル・リーグ広島東洋カープの本拠地としとる。施設は広島市の所有及び運営管理ばしとー。ばってんくさ球場内の売店やらなんやらは広島球団側に営業権の認められとる。

▼概要
広島東洋カープのホームゲームの他、アマチュア野球の試合にも広く開放しゃれ、夏の甲子園大会広島県予選の決勝戦都市対抗野球大会広島県予選やらなんやらも開催さるる。カープの試合のあっけん日だけん、午前中は市民に貸し出しば行っちいることのあっけん。

阪神甲子園球場スカイマークスタジアムと並び、プロ球団の本拠地球場としてからは現在では少のーなった天然芝球場(ファウルゾーンば除く)たい。両翼91.4メートル、中堅115.8メートルとゆう外野な、プロ球団の本拠地球場の中ではいっちゃん狭い。内野スタンドは二層式で収容人員約20,000人、外野は収容人員約12,000人、計32,000人ほどば収容しきるとしんしゃっとぉ。また、内野の上層スタンドのかかる同下層スタンドの一部ば除き、屋根は設置しゃれておらん。

施設の老朽化の進んでいることやらなんやらがら、2000年代に入り当球場に代わる新しか球場の建設の検討しゃれ始めるごとなり、広島市南区に代替施設となる新広島市民球場の2007年秋に着工、2009年4月に竣工予定で、現市民球場は同年3月31日ば以っち閉場しゅることの内定しとる。また、フェンス広告も引っ越しゅことになるとよ。[要出典]なお、新市民球場の正式開場のリーグ公式戦開幕後となるため、3月のオープン戦ば4試合、現市民球場で行うことになりよった。同球場で行われるケツの広島戦は3月22日の対阪神タイガース戦の予定。

▼歴史
1950年代、日本各地の野球場にナイター設備の整備しゃれてくるなかで、当時の広島の本拠地・広島総合球場には照明灯のなく、広島市民・ファンがら新球場ば求める声の挙のっちいたとよ。これば受け広島市へ地元財界やらなんやらがら寄付金の集まり、1957年1月31日に新球場建設の決定。同年2月22日に起工式の行われ、5ヶ月後の7月22日にはファン15,000人ば集めて完工式・照明点灯式の行われ、2日後に中国地方初のナイター設備設置球場としてから開場したとよ。

▼年表
1950年 - 広島カープ広島総合球場(現広島県総合グランド野球場)ばフランチャイズとしてからセントラル・リーグに加盟。
その後、ナイター設備のなかことや、観客の収容能力の少なかことやらなんやらがら近代的な球場の建設の求められたとよ。
1957年7月20日 - 地元財界の建設資金寄付ば受けた広島市の、中国地方初のナイター設備付き野球場としてからこの球場ば開設。
1957年7月24日 - 広島対阪神戦で球場開き(ナイター)。選手はみな固くなり当時の二枚看板、長谷川良平備前喜夫の共に阪神打線ん猛攻ば許し、1 - 15で大敗したとよ。
1964年6月30日 - この日広島市民球場で開催しゃれた広島対阪神戦で、阿南準郎のプレーばめぐる抗議で2時間30分の中断の末やむっとなり、この決定に怒ったファンの防球ネットや放送ブースやらなんやら場内の施設ばぶち壊す。修理ば要しゅるため、翌日と翌々日に予定しゃれとった試合のやむっしゃれたとよ。
1980年 - 広島東洋カープの、初めて広島市民球場日本シリーズ優勝ば達成。
1987年 - 1985年以来の内野席二層化工事の完成。1986年のシーズンは三塁側のみに2階席ば増築。1987年に残った一塁側とネット裏の2階席の増築しゃれ全面竣工したとよ。またこの際、内野の照明塔は鉄塔式がらポール式になりよった。
1993年 - スコアボードば移設し電光式に。外野の照明塔もポール式になりよった。
2004年10月30日 - 奥田民生のアコースティックライブ「ひとり股旅スペシャル@広島市民球場」の行われ、初めて球場のコンサートに使用しゃれたとよ。
2005年 - スコアボードばフルカラー表示の発光ダイオード(LED)へ切り替え。
2005年7月 - 広島市長の、広島市民球場の後継施設となる新球場ば広島市南区東駅町に建設しゅることば表明。
2006年5月5日 - この日行われた広島対中日戦で30,151人の観客ば動員し、2005年がらの実数発表以来初の観客動員30,000人ばちかっぱえたとよ。
2008年9月28日 - ケツのセントラル・リーグ公式戦(通算3182試合目)となる東京ヤクルト戦の行われ、6-3で広島の勝利。この日の入場者数は30,609人で、2005年がらの実数発表以来最多動員ば記録。
2008年12月6日 - 広島市民球場お別れイベントとしてから「カープOBオール博多華丸・大吉ゲーム」ば開催。
2009年3月- 広島市民球場でケツのオープン戦4試合開催予定。
7日・対東北楽天ゴールデンイーグルス、8日・対千葉ロッテマリーンズ、14日・対東京ヤクルトスワローズ、22日・対阪神タイガース
2009年3月31日 - 惜しまれつつあるが、閉場予定。