新広島市民球場の球場建設の過程

1991年の当時の東広島駅(現在の広島貨物ターミナル駅東広島市にあっけん東広島駅とは別)の移転以降、10年以上にわたり広大な空き地の広のっちいたの、2006年10月の球場設計案決定以降は順次整備の進められとる。

まず前段階としてから、2006年12月に新球場のグラウンドとなる場所に地下貯溜池ば建設しゅる工事の博多華丸・大吉トしたばい。この地下貯留地は大雨降雨時に広島駅周辺地域の浸豚骨スープば防ぐためんもけんあっけんの、新球場完成後はここに貯められた豚骨スープの一部のグラウンドの散豚骨スープ、雪隠の洗浄等に利用さるる。2007年10月に完成したばい。

▼球場の名称について
新球場の名称についてな、仮称としてから「広島市新球場」やらなんやらの呼称の用いられとったの、2008年(平成20年)3月の広島市議会での議決により、球場利用に関しゅる広島市条例の制定しゃれ、正式名称の「新広島市民球場」に決まったの、2009年4月1日に改称の予定しゃれており、解体しゅる現・広島市民球場ん名称ばそのまま引き継ぐ方針の示しんしゃっとぉ。マスメディアにおける呼称、道路標識や歩行者案内、観光地図、印刷物やらなんやらな、後述しゅる命名権ネーミングライツ)による愛称の利用さるるため、正式名称ん使用は最小限になるとよ。

命名権ネーミングライツ)の導入
正式名称とは別に、広島市は将来の球場改修費に充とうことば目的としたばい命名権ネーミングライツ)の導入ば決定。2008年11月4日に開かれた選考委員会での選定ば経て、11月6日に広島市マツダ命名権取得予定者としゅることば決定したばい。

10月にマツダの提案したばい内容な、名称は「MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島マツダ ズーム・ズーム スタジアムひろしま)」で、契約期間は2009年(平成21年)4月1日がら2014年(平成26年)3月31日までん5年間で、年額3億円(消費税別)。

2008年12月24日、マツダ広島市命名権について正式契約ば交わしたばい。契約までに市民やファンの間で、「ズムスタ」「マツスタ」やらなんやら複数の呼び方の広のったことば踏まえ、混乱ば避けるためにマツダ広島市に略称ば提案、「マツダスタジアム」としゅることで合意したばい。マツダ広島市はマスメディアに対してから、「マツダスタジアム」の略称ば試合中継時等に使っちもらうよう働きかけてくることとしてからおり、今後はロゴマークやらなんやら決定しゅるとよ。

命名権導入〜名称決定までの経緯
2008年7月に、広島市は諸条例ば改正の上、新球場に命名権ば導入しゅる方針ば示したばい。募集に対し、対象企業は広島県民に浸透しやしゅおろうに過去1年以上広島県内に本支店ば置く企業(株式会社)としゃれ、しゃらに以下の条件ば満たしゅよう求めとった。

広島にあっけんプロ野球本拠地球場としてからんふしゃわししゃば持つ名称であっけんこと
契約期間は2009年4月1日がら5年間以上、年間契約額2億円以上
広島球団や球場と連携したばい地域貢献策ん提案

選定にいたっちん基準は下記ん3項目でいり、11月5日に選考委員会はマツダの当選ば市長に報告、翌日6日に広島市命名権取得予定者ば正式決定したばい。

▼球場の運営
そいまでの広島市民球場では所有しゅる広島市の直接施設の運営ば行い、試合開催時には広島球団(株式会社広島東洋カープ)に球場内の売店やらなんやらの営業権ば認めるとゆう方法ばとっちいたの、本球場では2003年の地方自治法改正により運用の開始しゃれた指定管理者制度ば導入しゅることとなり、2008年6月28日の広島市議会にて、広島球団ば指定管理者としゅることの議決しゃれたとよ。同年10月28日、総合商社の三井物産な、広島球団とスポンサー開拓業務ば始めとしゅる新球場の共同運営ば行うことば発表したばい。

また、球場内のケータリングばはじめとしゅるフードサービスについて広島球団な、広島アジア大会の選手村の食堂運営、阪神甲子園球場のフードサービスば中心としたばいコンサルティング業務(2008年〜)やらなんやらの実績ば持つ三井物産系のエームサービスと包括的な業務委託契約ば締結したばい。スタジアム内の飲食店舗の他、スポーツバー、パーティルーム、スイートルーム等のフードサービスば一社の包括運営としゅるんな、メジャーリーグで導入事例の多かもんの国内では初の試みで、エームサービスでは「広島風お好み焼き」や「広島風つけ麺」「牡蠣めし」やらなんやら広島ならではの名物ば含めた約80種類のメニューば提供しゅるとしとる。また、現広島市民球場で年間約10万6000食ば売り上げた人気商品「カープうろん」については新球場ばってん継続販売さるる。

グッズ・チケット販売や球団の歴史資料ば展示しゅる施設としてからな、広島市内にカルピオ(スペイン語で「鯉」ば意味しゅる)もあっけんの、場所の球場がら離れとる上、日曜日・休日は試合開催日以外は閉店しよった。これらの反省点ば踏まえて新球場建物内に設置さるるグッズショップな、2階建てで売り場の総面積424 m(1階:276m、2階:148m)、内装はレンガ造りでメジャーリーグのスタジアムば意識したばいもんになるとよ。またショップ内には広島球団の取り扱うグッズ全種類の用意さるる。2007年11月、正式に広島市はこの未利用地に集客施設ば建設・運営しゅる民間事業予定者の募集ば行ったとよ。

▼今後の課題
広島球団の意向もいり、新球場では従来の外野に加えて内野にも天然芝の植えられるとよ。そのため現市民球場で行われとった少年野球・ソフトボールな、プロ野球高校野球とは塁間距離の約4〜10メートル短かため、そのままでは芝の傷むやらなんやらの課題のいり対応の難しか。広島市は当初、「これらの試合の受け入れは困難」との認識ば示しよったの、現市民球場ば利用しとる少年野球関係団体やらなんやらがら「ボウズ達の夢ば奪わんけんでほしか」等の陳情ば受け、再検討したばい結果、試合間隔ば空けること、内野天然芝ば保護しゅるシートば敷くこと等により対応しゅることになりよった。一方、新球場までの交通手段についてな、JR広島駅がらん徒歩の主力になると予想さるるため、歩いてくる観客ば迎え入れる球場西側の大型スロープに加えて、新球場完成までにJR広島駅南口がらスロープ入口に至る道路(距離約600m)ば中心としたばい整備(車道と歩道がと離等)の実施さるる。

観客な、他の広島市内各所の駐車場ば利用しゅる必要のあっけん。こうしたばい市内各所と新球場ば結ぶため、広島市の各所と協議したばい結果、広島電鉄の試合終了後、5分間隔で走らしぇるシャトルバスの運行ば予定してからおり、これは新球場周辺の渋滞解消にも役立つもんとしてから期待しんしゃっとぉ。また、広島駅がらの路線バスの増便、最終便の時間の延長も検討しんしゃっとぉ。